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つい2年くらい前に珍しいトラブルに巻き込まれたことがあります。

ちょうど日曜日、天文館に文具を買いに行こうとしました。マルヤガーデンズに向かって歩き丸善を通り過ぎて、青信号が変わるだろうと横断歩道を小走りで渡りました。
そしてマルヤガーデンズの向かいに立って、さらに横断歩道を渡ろうと信号を待っていました。

 しかし3分経っても信号は変わりませんでした。
交差点が信号待ちの人で大人数になってきました。
5〜6分経ったころ、誰かが「少し長くないか」と周囲にもらしました。
先ほど小走りで渡った信号もまだ青でしたので、待っている人たちも信号の故障に気がつき始めました。

それでも赤信号なので待っていました。
ところが、ある若い女性が車が車道を走る中、渡り始めました。みんなは危ないと声をかけました。
また30秒くらいしたら女性が一人渡りました。
今度はみんなも一斉に渡り始めました。

私は目的の本屋に入り、予定していた本を購入し、店を出ました。

すると、近くの薬局のおばさんが「私はこの事故を最初から見ていた」「トラックとバスがぶつかって信号が壊れた」と周囲の人たちに話していました。

故障の連絡が伝わったのか、警察官や覆面パトカーがきて交通整理をしていました。
その間もおばさんは一生懸命説明をしていました。

 

私はその話を「果たしてそうだったかな?」と思いながら聞いていました。

 

人は噂や評判を無条件に受け入れることがあります。
噂や評判は検証もしにくいし、真実もわかりにくいこともあります。

 

徒然草の73段にも「世に語り伝ふる事、まことはあいなきにや、多くは皆虚言なりあるにも過ぎて人は物を言ひなすに(世の中に伝わる情報というものは、「真実」では面白くなくて、うそを交えたものばかりが横行している。有る以上に おおげさに、無いことまでも人は喋るものなのに。)」とあり、世の中には嘘が多いと言っています。


今日はSSHの講演会があります。
検証するには科学の知識や考え方も必要です。
今日の講演会を有意義なものにしてほしいです。