今朝は数々のアナウンスコンテストに出場する肥田まりなさんの手伝いをもらって全体朝礼のお話をしたいと思います。
 
今年も東日本大震災の日が近づきます。
2011年に発生した5年前の東日本大震災では、
亡くなった方 15,894人、
行方不明の方2,562人、
負傷なさった方6,152人という痛ましい被害を生みました。
また、避難先で不衛生、寒さなどで亡くなるなどした震災関連死なさった方は2015年9月末時点での集計で
3,407人と言われます。さらに、復旧にあたっていた自衛隊員の方の災害関連死をなさった方も3人と言われています。
当日は半旗を掲げて、地震発生時刻に黙とうを捧げ、震災で亡くなった方のご冥福を祈りたいと思います。
 
  さて、阪神甲子園球場で20日に開幕する第88回選抜高校野球大会が近づきます。今年は5年前に被災した地域から、岩手県の釜石高等学校も出場します。
皆さんは忘れているかもしれませんが、震災の1年後、2012年3月15日、選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会がありました。
選手宣誓の32分の1の確率を引き当てたのが、宮城県石巻工業高校・阿部翔人くんでした。
甲子園出場が決まった時点で、主将として選手宣誓文の原案を考えていたそうです。
阿部くんは引いた瞬間、「僕が取ろうとしたくじが取られて、仕方なく取ったのが当たった。封筒の中をのぞくと「選手宣誓」の
4文字がうっすら見えた。」と語っています。
石巻市内にある阿部くんの自宅は1㍍90㌢浸水したそうです。
大阪市内の宿舎にあった宣誓を考えるホワイトボードには、ナインの思いが込められた言葉で埋め尽くされたそうです。
「被災地の状況を伝えたかった。震災があってどのように思ったか、現状を伝えられればと思った。感動、絆、笑顔などの言葉を入れたかった。」と語ったそうです。
感動の選手宣誓です。
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東日本大震災から1年。
日本は復興の真っ最中です。
被災された方々の中で苦しくて心の整理のつかない方、今も当時のことや亡くなられた方を忘れられず悲しみに暮れている方々がたくさんいます。
人は誰でも答えのない悲しみを受け入れることは苦しくて辛いことです。
しかし日本がひとつになり、この苦難を乗り越えることができれば、その先に大きな幸せが待っていると信じています。
だからこそ、日本中に届けます。
感動、勇気、そして笑顔。
見せましょう、日本の底力、絆を。
われわれ高校球児にできること。
それは全力で戦い抜き、最後まであきらめないことです。
今、野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。
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亡くなられた方のご冥福と、東北の復興が一日も早いことをお互いに祈りたいと思います。