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連休の読書のススメ

私は動物が好きで、自宅に学校に捨ててあった猫を17年飼っています。まず、猫の話を少しします。


江戸幕府を興した徳川家の菩提寺の「増上寺」に猫が飼われていたそうです。ある時、高い梁に上っていた猫が足を滑らせて梁から落ちたのだそうです。猫は落下する時に命がないと観念したのか、「念仏」を唱えます。しかし、猫の特性のバランスを生かして畳の上に無事に着地をして命に別状はなかったそうです。ただ、喋ることが出来るのを人間に見られたので「しまった」と言って、お寺からいなくなったそうです。

オランダのカッテンディーケという人がいました。後のオランダの海軍大臣や外務大臣をした人です。本名はヴィレム・ヨハン・コルネリス・リデル・ホイセン・ファン・カッテンディーケという人です。


歴史作家・司馬遼太郎によると「カッテンディーケ」とは「猫堤」、「猫(カット)」の「堤防(ダイク)」という意味だそうです。
昔、オランダのある村で川の氾濫があります。その時に川上から丸太の舟が流されてきたそうです。その舟の上に赤ちゃんが乗っていて、時々寝返りをうつ。
ちょうど、猫も一緒に乗っていて、赤ちゃんが寝返りをうつと、猫はバランスをとっていたのだそうです。みんなが騒いで赤ちゃんを助けて、それ以来、「猫堤(カット・ダイク)」と呼ぶようになったそうです。

 

カッテンディーケは1857年・幕末に徳川幕府が造船を発注した軍艦ヤーパン号を長崎に回送させて、その後に幕府の招きで、幕府が開いた長崎海軍伝習所の教官として情熱的に海軍を教えました。
ヤーパン号の回送は、オランダ・イギリス・ポルトガル・喜望峰・マニラなどを経由して100日ほどの航海だったようです。長崎で教えた内容は航海術・砲術・測量などです。

 

生徒には勝海舟(幕末・明治の政治家)や榎本武揚(幕末・明治の政治家)がいます。カッテンディーケがその才能を認めているのが勝海舟です。
脱線ですが、長崎でオランダの人がそぞろ歩いている、それを見て勝海舟があれは何をしているのかと尋ねます。オランダの人が、あれば散歩だと答えたそうです。散歩ということを知って、日本人で最初に散歩をした人は勝海舟です。
カッテンディーケは「長崎海軍伝習所の日々」という本も書いていて、薩摩の島津斉彬に会ったことや、日本が海外の国からの危機にさらされていることなどを記録しています。司馬さんも書いていますが、カッテンディーケは1866年に幕府の瓦解を知らずに他界します。

 

さて、連休が近づきます。
皆さんには、カッテンディーケ、勝海舟、咸臨丸・・・と次々に枝葉が広がるような読書をしてほしいと思います。