池田だから学べたこと


MBC南日本放送アナウンサー

田神 沙羅さん

SARA TAGAMI

SSHの活動では、生徒が主体となって研究を進めていきます。実際に現場に足を運んで調査するフィールドワークや独自の装置を作っての検証、白衣を着ての本格的な実験などを行っていました。

私は当時、生物班に所属しており、先輩方から引き継いだ「各港にはどんな種類のアリが生息しているのか」を調査していました。港にアリの採取に行くところから始まり、暑い日も寒い日も友人たちと港にしゃがみ込んでフィールドワークを行ったことは良い思い出ですし、集中力と忍耐力を鍛える場になっていたと思います。

こうして日々研究した成果は、理科研究発表会や様々な学会等で発表をします。
私は日本代表として海外での学会に参加させていただく機会もあり、ここでは英語での発表や質疑応答、国際交流を通して実践的な英語を学べました。発表に向けて、研究内容についてはもちろん、それがどうすれば伝わりやすい表現や演出になるかなども話し合いながら準備をしていくため、プレゼンテーション能力も培えました。

現在、夢だったアナウンサーという職業につき、このニュースはどういうものか、ただ読むのではなく、どのような表現をすれば「読み伝える」ことができるかを考えて日々のニュースに向き合っています。まだまだ未熟ではありますが、少なくともSSHで学んだ思考力や表現力は活かされていると思います。

大学や就職してからは明らかな正解のないものを自分で考え自分で行動することが求められます。高校生から、自分たちで研究をして発表するという実践的な学びを得られるのはSSHならではの経験でした。
(私自身、就職活動でよく聞かれる「学生時代にがんばったこと」という項目にこの経験をよく記載しており、「アリの子」と覚えてもらいやすかった点も利点でした。)

田神さんは各種の科学コンテストや学会で活躍され、

つくばScience edgeで日本一を受賞。

日本代表として国際大会でも活躍されました。

つくばScience Edge 2017にて最高賞(日本一)4年連続日本代表へ。

先日速報でお知らせしました、2017年3月21日(火)〜22日(水)に、つくば国際会議場(茨城県つくば市)で行われました”つくばサイエンスエッジ2017”に生物班(藤田祥帆さ…

第64回日本生態学会東京大会にて入賞しました

2017年3月18日に早稲田大学早稲田キャンパスにて行われました、第64回日本生態学会東京大会におきまして、「桜島溶岩地帯に生きるアリ −遷移にともなうアリ群衆の…

サイエンスキャッスル2016九州大会においてリバネス賞受賞

平成28年12月11日(日)に行われましたサイエンスキャッスル2016九州大会に、本校からSSH生物班②「南日本における港のアリの地域間比較ー外来アリのモニタリングー」…

第87回日本動物学会で優秀賞を受賞しました

平成28年11月19日に沖縄県那覇市沖縄タイムズビルにて行われました、第28回日本動物学会。高校生ポスター発表部門におきまして本校高校2年生の藤田祥帆さんと田神沙羅…

SSH、日本代表を知事に報告(MBC動画あり)

4月25日(火)、先月行われた”つくばサイエンスエッジ2017”にて最優秀賞である未来指向賞(日本一)を受賞し、シンガポールで行われるSingapore Science Li…