教育の方針

自由・清新な校風

緑豊かで閑静な地に、学則や生徒心得によって生徒を縛らず、自由で清新な校風の中で自立性、自主性や創造性を培う。

自ら求める学習

詰め込み、暗記型の受け身の学習ではなく、生徒自らが積極的・主体的に学び、考え、判断し、行動していく自発的学習を推し進め、生きた学力を身に付けさせる。

脳力開発

生徒一人ひとりが持つ脳力自体に働きかけ、記憶力・思考力・集中力・創造力・発想力等を中高一貫して積極的に鍛錬し、その脳力を高めていく。

全人教育

一人ひとりの性格・特性・能力・学力を総合的に把握し、師弟同行で切磋琢磨し、魂を揺さぶることによって、全人格的な成長を図る。

国際理解

校内・校外の諸行事や体験的活動を通じて、広い視野や教養を身に付け、我が国の文化と伝統を大切にするとともに、諸外国の人々の生活や文化を理解し、尊重する態度を育成する。

各教科の方針

国語

国語
すべての科目の教科書は日本語で書いてあります。だから国語は全教科の基礎になるものです。日本語で書かれた文章を正確に読み、正しい日本文が書けるように、また文章の良いセンスが身につくよう池田学園では指導しています。

中学校では、朝読書を通して、毎朝10分間、静かに読書する習慣を身につけます。また、NIEとの連携で、新聞コラムの書写、新聞のスクラップ、社説の要約などを実施しています。さらに、習熟度別授業により、個に応じた国語力を涵養します。加えて、中3では古文・漢文まで指導しています。

高校では、外部進学者に進路を合わせて、現代文、古文・漢文を指導しています。高3の1学期までに教科書内容を終え、残りの時間はひたすら演習に費やします。小論文模試の受験を実施しており、入試に必要な能力を総合的に高めています。

数学

数学
中学校では、3年間で週合計20時間以上の授業を実施し、中2までに全中学校内容を履修します。中3では高1内容の学習に進みます。また、中学校では習熟度別授業を実施し、予習⇒確認テスト⇒授業⇒復習のサイクルで、主体的な学びを構築しています。さらに、問題演習と小テストを充実させ、放課後補習で徹底理解を促しています。

高校では、池田中出身者は中学との連携で高校の学習をスムーズに進めます。一方、外部進学者は授業数の増加と補習などの手厚いフォローで、高1の1年間で池田中出身者に進度が追いつきます。高2で文系・理系に分かれ、文系は2年生後半、理系は3年生1学期までに教科書内容を終え、復習と演習を徹底して受験への対策を行っています。

英語

英語
中2で中学校の全過程を修了し、中3では高校の内容に入ります。中学校は習熟度に分かれて、各生徒が自分のレベルに合った授業を受けます。高校では、池田中出身者も外部進学者も難易度のやや高めな同じ教材を用いて英語力を高めていきます。高2で教科書内容を修了し、高3では演習時間を大量に確保して、大学入試に備えます。

また、英検の受験にも力を入れています。中1で4級、中2で3級、中3で準2級を全員受験し、高校では希望者が準1級まで受験します。例年、ほとんどの生徒が中3の3学期に準2級を取得しています。

さらに、高校では、 SSHの校内発表会でプレゼンテーションを英語で行うため、原稿や発音をチェックしながら生徒たちを激励し、生徒たちが立派な国際人に育ってくれるようにサポートしています。

理科

理科
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)として、将来の科学技術者の育成を目指した理科教育を行っています。中学では、3つの理科室と充実した実験設備を使って、基礎基本から始めて、科学の世界に一歩踏み込んだ理科教育まで学習を進めます。

高校では、研究者による講義(先端授業)、理工系を専門とする外国人講師による英語での講義(IMS)などさまざまな活動をしています。

中高一貫教育の特性を生かした連携授業では、高校と中学校が連携して「DNAの抽出実験」など、生徒に興味・関心の高いテーマで、普段の理科の授業にない高度な実験を行っています。中学生にとっては、高校生がアシスタントとして参加することによって、きめ細かな指導が行き届き、実験過程でのつまずきが解消され、学習への理解が深まっています。高校生はコーチングによってさらに深いレベルにまで理解を到達させます。

社会

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中学校では1・2年生で地理と歴史を、3年生で公民を学びます。パワーポイントや視覚教材を使い、興味・関心を持てるような授業を心がけています。好奇心を刺激し、社会科を好きになる、それが中学校での目標です。

高校では、大学受験を見据えた指導を各教科行っています。世界史・日本史・地理では授業・補習だけではなく、その生徒の志望大学の出題傾向に合わせた個別添削指導を行っています。また、政治経済・倫理についても、センター試験対策を繰り返し行うことで実力向上に努めています。難関大学合格に向けた徹底指導、それを高校では心がけています。

中高一貫教育

6か年の教育課程

中1~中3
中学校では国語・数学・英語の3教科に特に重点を置いています。数学・英語は週6日の毎日、国語は週5日、授業があります。3教科とも中3から高校内容に入ります。さらに、中1の2学期から2~3の習熟度別クラスに分かれ、自分のペースに応じた授業が受けられます。習熟度別クラスに分かれても、原則、授業内容は変わりませんが、進むスピードや説明の仕方、宿題の難易度などが変わります。また、全学年とも11月に全国模試(国数英のみ)を受験し、全国的な競争力を測ります。
高1
池田中出身生と、その他の生徒でクラスを分けます。高2スタート時点で進度が揃うように池田中以外の生徒は数学の授業が多いカリキュラムが組まれます。また学年全体としては3学期に行う文理選択に合わせて、大学研究や個別面談などを行い、目の前の勉強が将来に繋がっていることを意識させていきます。
H26 高校カリキュラム
高2
文理に別れた授業が開始されます。高校での新しい内容を学習しつつ、模試などを利用してより一層大学入試に即した実践的な授業内容が増えていきます。それに伴い、校内の実力錬成も高1時には英数国だけだったものに、理科、社会が追加されます。“受験生である”ことを自然と意識させていきます。
高3
高3スタート時には、ほとんどの科目で高校学習内容が終了している状態です。よって、高3では大学入試に向けた実践的な問題演習が増え、その中で総復習と応用力の養成を行います。また、面接試験や小論文対策も、経験豊かな職員が丁寧な個別対応をすることで、本番への万全のサポート体制を用意しています。

週6日制、平日7時間授業

中学校・高等学校ともに、土曜を含めた週6日制で、平日7時間授業、土曜4時間授業を実施しています。確保した授業時数によって、確かな学力の定着を図ります。
※毎月1回土曜が休みになります。

事業時数