SSH課題研究のルーブリック評価について

Ⅰ ルーブリック評価の趣旨

本校では,課題研究各班の研究と学びの質的向上を図るため,2019年度から試験的にICEルーブリックを用いて各研究班の活動の自己点検を兼ねた評価を行うとともに,指導者と生徒の間で改善に向けての課題意識の共有を促す取り組みを行ってきた。

なお,この評価は単位認定のために学年末(高3は1学期末)に行う成績評価とは別個のもので,あくまでも指導内容改善を意図した当事者による自己点検活動として実施した。

Ⅱ ICEルーブリックの内容:評価項目

  1. 課題研究を通して4つの力量:①課題設定能力,②論理的思考力,③探究の姿勢,④表現力を生徒がどれほど身につけたかを,次の3つの観点から評価した。
    ※ 3つの観点とは
    1. 考え(基本ができている)
    2. つながり(関連付けができている,他者とのコミュニケーションが取れている)
    3. 応用(研究に発展性・応用可能性がある)
  2. 評価者は12項目について5段階評価で得点をつけるとともに,各項目につき「評価できる点」と「改善すべき点」を具体的に記述し,生徒にフィードバックできるようにした。


第1回ICE自己評価グラフ
(全体→高1(59名)→高2(68名)

第1回自己評価分析(高1→高2→全体)

第1回自己評価結果分析表