令和7年度SSH企業研修(ワクチン開発の現場実習)が行われました。

9月25日(木)高校1年生がSSH企業研修で熊本県にあるKMバイオロジクス株式会社に行ってきました。KMバイオロジクス株式会社は2018年7月に明治グループへ仲間入りをした、国内で唯一「ヒト用ワクチン」「動物用ワクチン」「血漿分画製剤」「新生児マススクリーニング」の4事業を行う製薬会社になります。現代の最先端のテクノロジー開発の現場を視察・研修させていただき、大変有意義な研修を受けることができました。

生徒の感想(抜粋)

・ワクチンが世の中に出回る前に、こんなにも多大な時間と労力がかかっているのだということだ。基礎研究、動物実験、臨床実験を9~16年かけて行い、費用は数百億~数千億円、さらに成功確率は3万分の1ということを知り、非常に根気のいる開発なのだと感じた。また、演習は実際に医療の現場で使用されている血液の凝固反応を利用した組織接着剤ボルヒールを使うことができ、とても医療、医療の研究への興味が高まった。外科や救急医療の現場でも応用されていて、脳や肺など部位によって使用するタイプ(重層、混合、スプレー)が分かれており、当たり前かもしれないが本当に研究しつくされているのだと改めて感じた。自分たちがしている課題研究も一生懸命にしなければ結果はでないなと改めて実感しました。このような機会があったことにとても感謝しています。これからも感謝を忘れずに努力し続けたいなと思います。