【SSH】市立横浜サイエンスフロンティア高校と連携して、マレーシア・プラト大学との共同研究(2回目)を実施
本校はSSH指定校の横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校が推進している海外大学(マレーシア・プラト大学)との共同研究に連携校として参加させていただいています。この1年間、オンラインや現地で、言語は英語で共同研究を推進してきました。
東京都立並木中等教育学校も同じく連携校として参加しています。
そのまとめとして、1月12日から17日にかけてマレーシアのプトラ大学を訪問して、マレーシア国際共同研究の研修が行われました。
次のような研究が行われました。
マレーシアは石油の代わりにパームオイルも利用しています。自分たちで育てたアブラヤシの実から搾り、食品やプラスチック、自動車用の燃油などに利用しています。今回は、1kgのアブラヤシの実から100mgのパームオイルを自分たちの手で搾りました。
また、東南アジアはエビやカニなどの甲殻類をよく食べます。その外骨格はキチンが豊富です。このキチンを分解する微生物を探し、薬として利用する研究をされていました。今回は、キチン分解細菌のDNA精製、PCR法で複製する実験手法を経験しました。
参加した3名は、1年間、プトラ大学の大学院生と共同研究に取り組んでいます。今後の研究計画と発表内容を英語でディスカッションし、共同研究の進捗状況とあわせて英語プレゼンテーションをしました。今回は、とてもリラックスした雰囲気の中、研究に関するディスカッションが展開して、参加した生徒たちは「ものすごく面白かった。来年も、連携できるなら、是非参加したい」との感想を話しています。研究と国際交流において、大きな糧となる学びが得られました。